別府市生目町にて、木造住宅のリフォーム(リノベーション)工事が始まりました。
今回も骨組だけのスケルトンにして間取り変更と断熱改修も行います。
まずは既存の仕上材や間仕切り壁を取る工事から。
内部は大工さんの手で丁寧にはがしていきます。仕上材をはがすと中の構造、小屋組がよく分かります。
改修の場合、もとの図面があればまだ良い方ですが、資料が無かったり、解体してみると実際が違うこともよくありますので、それを現地で確認し、計画と照らし合わせ、構造的な問題はないか、劣化部分はないかなどをチェックしながら進めていきます。
中には見えない部分の柱や梁に重大な欠損や劣化がみられる事があります。改修はそれらを補強することも大切です。
今回は柱や梁、筋交に劣化もなく、きれいなまま残ってるよ〜と大工さんも感心してました。
作り方から見て、きっとこう考えて作ったんやろうな、昔の大工はこうする事が多かったんや、と同じ大工だからこそわかる話もでてきます。そんな話を聞きながら、今のところ計画通り進めれそうでほっとしました。
スケルトンにして改修するリノベーションとなると、それなりにコストもかかりますが、表には見えない劣化を発見できる機会でもあり、また30年以上前の建物は断熱材が入っていない、現行の耐震基準を満たしていないものがほとんどです。それらを改善することは、思い入れのある住宅の寿命をより伸ばす事につながります。可能であれば表面のリフォームだけでなく、断熱や構造まで改善されるリノベーションがおすすめです。
国や自治体の補助金や、ある程度のリノベーション工事には税制優遇もありますので、感心のある方は一度調べてみると良いと思います。
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設計 幸 裕子
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