過去の資料を整理していると実現はしませんでしたが、少し前にシェアハウスの設計をご依頼受けました。結局、予算的に折り合いがつかず実現はしませんでしたが、これからの時代を考えると大変面白い取組みのように思えます。

ご要望としては、共用のLDKがあり、UBとミニキッチンを備えた個人室がいくつかあると言ったものでした。

こちらのご提案としては、全ての個室の採光条件を統一するために、コの字型の平面形状とし、２つの個室棟を繋ぐように共用のLDKを設けるという構成としました。

自然豊かなところなので、苔など汚れが付きづらいように外壁にはガルバリウム鋼板を採用し、各個室には通風を取るためにハイサイドライトを設けています。

今見返してみると、なかなかバランスの取れたいいプランになっているように思えます。外観としても綺麗に納まっていて。

今回の事例は建物の一部を共用にするというものですが、例えばお庭、駐車スペースであったりとか。4～5住戸で一つ広めの広場のようなお庭を共同所有するという可能性もあるかもしれません。来客用駐車スペースであれば共用でも問題ないような気がします。

これからのお住まいづくりのヒントになる部分があるように思えます。

設計　幸　康史

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