一般的に住宅のキッチンと言えばTOTOやPanasonicなどで生産されている、システムキッチンをご採用される方が多いと思いますが、YUKi-NOiEの場合、9割程がオリジナルの造作キッチンを採用頂いています。
造作キッチンのメリットとして、インテリアとしての統一感が上げられます。他の建具や造付家具と全く同じ仕上がりで制作できるため、リビングと一体の空間の中にあっても、違和感がなく統一感のある仕上がりにすることができます。なのでオープンキッチンにした場合にもキッチンだけ生活感が出て浮いてしまうという、ということがほとんどありません。
また、住まい手さんのスタイルに合わせて、各所の収納を個別にオーダーメイドする事が可能です。(炊飯器用の収納、電子レンジ等のためのスライド収納、食器用収納等)
無垢板のカウンターや間接照明など、空間を演出する要素を盛り込むことも可能です。⇒施工事例大きなカウンターキッチンのある家
ダイニングテーブルと一体化して制作することもできるため、間取りをコンパクトに収める場合にも非常に有効です。⇒施工事例は庭とデッキをかこむ家
もちろんデメリットもあります。
一つは天板です。天板は基本ステンレスか木材になります。人造大理石にすることはできますが、システムキッチンにあるようなセラミックやクリスタルカウンター等は使用できません。
また、良きも悪きも、収納は非常にシンプルです。調味料ストックや包丁収納を設けることは可能ですが、引出の中に細かい仕切りは無く、開き戸収納の内部には可変棚があるのみです。しかしながら、引出の深さや数、棚の枚数などは自由に指定することができ、シンク下をオープンスペースにしたり、カート収納を設けたりと全体的な製作の自由度は高いです。
何より、どんな形のキッチンが良いだろうか、そこでどう過ごそうか、といったことからも考えられる自由な造作キッチンは、オンリーワンの家づくりには欠かせない要素かと思います。
これから家づくりをお考えの際には、是非ご一考ください。
設計 幸 康史
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