大手ハウスメーカーに見学へ行かれた方は、この言葉を聞いた方が多いと思います。
「うちは長期優良住宅なので」
この言葉は名前からするに良さそうな言葉であり、確かにメリットもあります。しかし、逆に「長期優良住宅でなければ優良な家ではないのか?」となると、それは違うと断言できます。そこで、まずは長期優良住宅について知識を持った上で、本当にとって必須なことなのかについて、考えてみて頂きたいです。
長期優良住宅とは、長期にわたって良好な状態で使用できるように、「構造」と「設備」に国が定めた認定基準を満たしている住宅です。そして税金や住宅ローンの金利・補助金などでさまざまな優遇措置が用意されています。認定項目として【劣化対策】【耐震性】【省エネルギー対策】【維持管理・更新の容易性】【居住環境】【住戸面積】【維持保全計画】があり、耐震性なら耐震等級2以上、省エネなら断熱等性能等級4以上という内容です。
そして、税金や住宅ローンの金利・補助金のメリットは以下のとおりです。
①住宅ローンの控除
上表のように、一覧で見ると非常に大きな金額の優遇が受けられるのが分かります。あくまで全ての補助金を活用できた場合ですが。
しかし、長期優良住宅を取得するには上表には見えない費用が発生します。まず第一に申請費用があります。施工する住宅の内容にも寄りますが、ざっくり30万円程度の費用が掛かります。更に【劣化対策】【維持管理・更新の容易性】【維持保全計画】でも設備の費用が通常よりも高くなります。その他にも設備費用が高くなる=住宅借入(ローン)の増額により、金利も高くなります。
このように、長期優良住宅にはデメリット(見えにくいコスト面)もあります。そして、長期優良住宅の認定を受けていなくても、【耐震性】【省エネルギー対策】がしっかりとされている家なら、優良な家と言えるのではないでしょうか。
長期優良住宅の認定が必要かどうかは、施工を依頼する会社(担当者)としっかり話をして、決めていけば良いのではないかと思います。
引用:国土交通省 長期優良住宅https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html
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経営企画 阿部
YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。
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