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家づくりのこと

劇的な解放感!木製サッシのプロファイルウィンドウ!!

これからお住まいづくりを考える中で誰もが考えるのが開放的なリビング、そこで重要になってくるのが窓です。一般的なアルミサッシもいいですが、やっぱり憧れるのは全開放できる窓。というわけで本日は全開放できる窓の一つアイランドプロファイルプロファイルウィンドウについてお話させて頂きたいと思います。

プロファイルウィンドウ、詳しくは ⇒ こちら

①プロファイルウィンドウについて

プロファイル・ウインドーは、気密性や断熱性に優れた木製サッシが主流で、早くから工業製品として位置づけ、乾燥技術や塗料・接着剤の開発、精密工作機械の導入など、木製サッシの先進地域であるヨーロッパの北欧・デンマーク「PROFIL VINDUET」社との技術提携からスタート。さらに、自社独自の技術と徹底した品質管理で、高精度の木製サッシを作り続けています。
また、見た目だけでなく高い断熱性と気密性を有しており、一般的なアルミサッシよりも優れています。そのため、結露や音漏れなどが無くお住まいの快適性能向上にも非常に有効です。
その豊富なラインナップの中で代表的なものが大型の片引き込み窓の『ヘーベシーベ引き込み』シリーズです。
サッシ本体は全て引き込んでしまうことができるので、非常に解放感があります。また、1枚当たりのW寸法を3m程度まで製作可能なので、閉めている状態でもかなり解放感があります。
②プロファイルウィンドウの採用事例
こちらのお住まいでは防火の関係上、あえて1枚引込のタイプを採用し、1枚当たりのサッシ寸法を最大限確保しました。2.5m程度あります。ガラス1枚当たりのサイズがかなり大きくなるため、非常にインパクトがあります。1枚引込の場合はオプション発注できる網戸が使用できるので、こちらのお住まいではそれを採用しています。
こちらは2枚引込のタイプです。YUKi-NOiEでプロファイルウィンドウを採用される方はこのタイプを採用される方が非常に多いです。このタイプになると開放した時の間口を3.4m程度確保できるため、サッシを開け放った時の解放感は他にないものがあります。
 
 
次の事例は引込ではなく、3枚引違のタイプを採用したものです。
インナー型のウッドデッキのリビングに面した面を全面窓にしております。当然窓を引き込む壁が無いため、それならばと3枚引違とし、2枚分のみを引き込めるようにしました。
 
次は1枚引込を2セット使い、建物のコーナー部分を全開放した事例です。
こちらのお住まいは周囲に建物が密集している点と準防火地域内という条件から、南面に全開放サッシを設けることが難しかったため、あえてコーナーに向かって視線を抜く計画としました。
2枚引込のようなインパクトはありませんが、十分な解放感をもたらしてくれます。別府市や大分市のように住宅が密集した地域では必ずしも南側に開くことが正しいとは限らないため、敷地条件の状況よってはこういった選択肢も必要かもしれませんね。
 
新築だけでなくリフォームにおいても採用可能です。こちらはリノベーション工事の際にご採用頂きました。内装仕上げは完全に撤去し、耐震改修と断熱改修を行い、間取りも大幅に変更しました。
リビングの一部には吹抜けも設けております。外観の印象もかなり変わっております。
改修前
改修後
リフォームの場合、既存の窓をそのまま利用することが多いですが、一部分だけでもこのような特別なサッシを設けるとかなり空間の印象が変わります。
改修前
改修後

③プロファイルウィンドウを採用する際の注意点

・一部の製品は防火設備として採用できない

 引違い窓やサイドスイング窓に関しては防火仕様の製品はありますが、ヘーベシーベ引込型に関しては防火仕様の製品が無いので、準防火地域内にて建設を計画される場合には注意が必要です。ただ、開口部の部分が法律で定められた延焼範囲から外れていれば、やり方次第では採用することは可能です。詳しくは設計担当の方にお訪ねください。

・価格が高い

 一つ一つがサイズオーダーの受注生産となっているため、アルミ製のサッシと比較するとどうしても高くなってしまいます。サイズ、形状により値段は異なりますが、一つの目安としてアルミサッシの3~4倍程度の費用が必要となる場合が多いです。

・定期的なメンテナンスが必要

 木製の製品のため、保護塗料の塗布が定期的に必要になります。メンテナンス時期としては3年目、10年目、それ以降は10年毎を推奨されてます。推奨塗料はオスモ社のウッドステインプロテクターです。しかしながら設置状況により、木の状態も変わってきます。庇をしっかりと設けるなど、雨がかかりづらい状況を作ることも重要です。

・木材特有の変化はある

 材料に天然木を使用しているため、木材特有の伸縮や干割れなどは当然おきます。梅雨のなどの湿気の高い時期になると少し扉が動きづらくなるなどもあります。それは木が生きているから仕方のないことです。定期的なメンテナンスなどをしながら、これも味わいの一部と捉えて向き合っていくことが大切です。

④まとめ

 プロファイルウィンドウは新築、リフォーム問わず、採用することができ、お住まいの空間の印象を劇的に変えてくれる製品です。LDKとお庭を一体化させたり、お部屋を面積以上に広く感じさせてくれます。しかしながら、コストアップする点や準防火地域内での採用を検討する際には設計担当の方との綿密な打ち合わせが必要となります。これからお住まいづくりをお考えの方は是非ご一考ください。

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設計 幸 康史

YUKi-NOiEの設計を担当しています。お客様のご希望はもちろん、建物の建つ敷地の特性を活かした住まいづくりを心がけております。

趣味はマラソン、自己ベストは2時間52分42秒です。

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