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家づくりのこと

実際はどうなの!?憧れのウッドデッキ

 インスタグラムなどでよく見かけるウッドデッキ、昔ながらの縁側風に作られたものやテーブルやイスが置ける程、広く設けられたものなど作られ方は様々です。ウッドデッキがあるだけでお住まいの印象は全く異なります。

ただ、メリットだけでなく導入コストやメンテナンスなど採用前に考えておきたいことは多々あります。

そこで今回はウッドデッキのメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。

〇ウッドデッキのメリット

①リビングに代わる家族団欒や趣味スペースになる。

 ウッドデッキの使い方で一番楽しいイメージがしやすいのは、ここではないでしょうか。普段の食事もウッドデッキで行うだけでアウトドア感が出て、日常では得られない特別な体験を得ることが出来ます。リビングに併設されたウッドデッキであればご両親の目が行き届く、安全なお子様の遊び場としても活用できます。

 他にはウッドデッキにウッドチェアを備えて、くつろぎながら一人で本を読むのもおすすめです。年齢を重ねることで感じてきたことですが、趣味一つ取っても、それをより楽しく満喫できる環境で趣味を堪能する=『趣味の質を上げる』ことにも繋がります。

 また家庭園芸や菜園をされる方にとっても、作業スペースとして作業の合間の休憩スペースとして利用することができます。

②リビングが拡張される。

  リビングに併設されたウッドデッキは、リビングとのつながり感があり面積以上に部屋が広く感じられます。 また、リビングとの段差を小さく作ることで、ウッドデッキに出る際も靴を履く必要がなく、気軽に外と部屋との行き来ができます。

③洗濯物や布団を干す場所としても便利

 大きな布団や洗濯物なども屋外まで運ぶのに靴の履き替えも不要で、気軽に干すことができます。また屋根を設置すれば急な雨で洗濯物が濡れるリスクも少なくなります。ただ、リビングに併設したウッドデッキの場合はリビングからの視線に配慮が必要になります。

〇ウッドデッキのデメリット

①定期的なメンテナンスな必要

 屋根の有無や樹種、塗布した塗料によって違いがありますが、無垢材で作られたウッドデッキは、定期的なメンテナンスを適切に行っていない場合、劣化や傷みが生じます。メンテナンス方法としては保護塗料の再施工です。工務店に頼むことももちろんできますが、人によっては塗料をインターネットで購入しDIYされる方もいらっしゃいます。

ただ、対策としては耐久性の高い人口木を使用するという方法があります。これは木粉と樹脂を混ぜて作った人口的な木材です。天然木にみられる腐食が起こりにくいよう開発された木材です。そもそも腐食がおこるのは木材に蓄積された水分が一番の原因です。そこに木材腐朽菌という菌類が繁殖して腐食していきます。人工木は腐食の一番の原因となる水分をためこまないように加工してあるので腐食を防ぐことができるのです。デッキの下地には鋼製の支持金物が使われるため、腐食の心配がありません。。それ以外にも木目調の樹脂製品もあるので、費用と実用面、デザイン性を踏まえて検討することが大切です。

 

②変色や反り、ささくれなどの木材ならではの経年変化が起こる

湿度や紫外線の影響で、時間の経過に伴い変色や反りなどの変化が起こります。これは自然素材だからこそ仕方ない部分ではあります。

 

③夏期には日射により熱くなる

日射が強い夏期においては、デッキ材自体が非常に熱くなってしまい、裸足で使用することが困難になります。これに関しては日除けのための屋根やタープを設置することで改善されます。

〇ウッドデッキの導入コストについて

実際に採用するに当たり、コストは下記のようになっています。(1平方メートル当たりの単価)

・無垢材で作ったウッドデッキ  ⇒ 約5万円/1㎡

・人口木で作ったウッドデッキ  ⇒ 約6万円/1㎡

もちろんこれは目安金額です。選定される樹種やメーカー、製品により金額は変わってきます。

〇ウッドデッキの実例

①2階リビングに併設されたインナーデッキ

2階テラス

 こちらは2階にリビングを設けられたお住まいに併設されたウッドデッキです。広さとしては3帖程のスペースです。2階ということもあり、落下防止のための木製格子を設けております。デッキ全体に屋根がかかっており、半屋外、半屋内的に利用できるところも特徴です。

木製格子は外観のアクセントにもなっています。

②屋外空間を活用するためのリビングデッキ

限られたお庭をセカンドリビングとしてフル活用するために、ほぼ全面をウッドデッキにしました。

リビングの延長線上として利用できるのはもちろんですが、ご自身の住まいの外観を眺めながら過ごすことができます。こちらの場合は常に雨さらしになるため、腐食に強い樹脂デッキを採用しております。

③全天候対応の屋根付きウッドデッキ

リビングに面して奥行1メートル80センチのウッドデッキを設けて、それを全て覆うように屋根を設けております。屋根があるため、天候の影響を受けずに利用することが可能です。また、夏場も日陰になるため、熱くなりません。

④斜面地に造られた展望デッキ

こちらは斜面地に建つお住まいに設けたウッドデッキです。建物下もそうですが、お庭にも傾斜があるため、広いウッドデッキを設けることで平坦な屋外スペースを確保しました。斜面地ならでは眺望も望めます。

 〇まとめ

ウッドデッキは敷地条件や利用目的に応じて様々作られ方があります。屋根の有無などによって腐食のリスクは異なります。使用する材料によって腐食しやすさが異なるため、維持管理にかかる費用もかなり変わってきます。それぞれのメリット、デメリットをしっかりと理解した上で目的に応じた形状を適した素材で作ることが重要です。これからお住まいをお考えの方は是非ご一考ください。

経営企画 阿部

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