大分市内にて建設中のお住まいの土台敷きが始まりました。土台敷き完了後、仮設足場を組み、その後はいよいよ建て方上棟を行います。

 

ここでちょっとしたマメ知識です。木造在来軸組工法の場合、土台の上に柱を立てるのですが、その際に通常はホゾ差しにします。

実はこのホゾにも色々と種類があってYUKi-NOiEでは『長ホゾ差し』を採用しております。木材というのは繊維に対して真っ直ぐにかかる圧縮力に比べて、直角方向からかかる圧縮力には弱いという傾向があります。なので弊社ではホゾを土台を貫通する長さにし、柱にかかる圧縮荷重が直接基礎にかかるようにこの『長ホゾ』を採用しております。

さらに地震の揺れに対しても長ホゾの方が引抜けにくいというメリットもあります。目には見えない細かなところではありますが、非常に大切なところです。

来週末はいよいよ上棟です。全体の形が見えてくるのが非常に楽しみです。

また適宜、進捗状況をご報告させていただきたいと思います。

設計　幸　康史

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