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家づくりのこと

杉板貼りの外壁を無塗装で仕上げる

お家の外壁を板張りとした時は、オスモカラーやキシラデコールなどの保護塗料を塗って仕上げることがほとんどです。

その場合、どうしても塗膜が劣化してくるため、定期的な塗替えが必要になります。なので、出来るだけ屋根が出ていない面には板張りを用いない、部分的にアクセントとして板張りを用いる場合は上部に小庇を設ける等の工夫が必要です。もちろん必ずしもそうできない場合もありますが。

これとは全く別の方法で、ウッドロングエコという薬剤を塗布して木材自体に科学反応を起こさせて、風雨から保護するという方法もあります。

このウッドロングエコには、原料に鉱物、植物、酸化鉄、ハーブなどの天然成分が使用されており、原理としては、木材に含まれているタンニン(渋)に、鉄イオンを反応させます。
鉄と反応したタンニンが乾くと耐水・撥水効果がある。さらには金属イオンというのは防カビの効果があるので、これにより木材が保護されます。

塗膜を作っている訳ではないので、基本的に定期的な塗替えの必要はありません。鉄イオンを反応させると黒く発色するため、シルバーグレーの独特な色合いになります。

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ただ、日射や雨がかり等の条件によって色の変化が起きてきます。

まったく何も処理をせずに外壁に板を張る方もいらっしゃいますが、それはさすがにリスクが高いです。このウッドロングエコを使用すれば完全にメンテナンスフリーという訳ではありませんが、外壁選びの一つの選択肢としてご一考ください。

 

設計 幸 康史

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