設計から依頼していただける案件は必ずしも新築ばかりとは限りません。
最近ではリフォームの案件を増えてきました。
一般的なリフォームの多くは『壁紙を張り替える』、『ユニットバスやキッチンを取り替える』、『トイレを取り替える』といったもので、
住まい手のニーズに合わせて大きく間取りを変更したり、部屋構成を大幅に変えたりすることは少ないです。
しかし、しっかりとデザインすることにより大胆に空間性や機能性を変更することが可能です。
これは古いマンションの一室をリフォームした事例です。築50年近く経っており、現在では珍しく浴室が付いていない物件で
Before 01
After 01
Before 02
After 02
元は押入だった場所を洗濯機置場に変えたり、出窓を利用して洗面台を設置したり、造付家具の下を給排水の配管スペースとして活用したりと、一歩踏み込んでデザインをすることで、かなり変更の幅は広がります。
Before 03
After 03
空き家問題や消費増税など、これからの時代の変化を考えると、住まいづくりの一つのスタイルとなっていくのかもしれません。
企画・設計部 : 幸 康史