私たちを含めて『自然素材』を掲げて、家づくりを行っている建設会社はいくつもあります。
『自然素材』とはその名の通り自然由来のものを利用しており、一般的な住宅よりも健康被害が出にくいです。
一番わかりやすいものは無垢の板材ですが、それ以外にも壁に使われる漆喰やシラス壁(火山灰)、断熱材であればセルロースファイバー(木質繊維)などがあります。
逆に『自然素材』を謳っていない会社は何の素材を使っているのかというと、『新建材』と呼ばれているものを使用しています。
戦後に生まれた『新建材』は工場生産で加工が容易であり、安価で施工性も良いので、戦後復興の日本では一般的になっていきました。
しかし1980年代から『新建材』の合板、接着剤、塗料などに使用されている化学物質を起因としたシックハウス症候群が問題視されるようになりました。
もちろん現在では法改正による対策が行われ、2003年(平成15年)7月以降に建てられた住宅は内装仕上げに制約が掛かるなどの規制がされています。
但し、最近注目されている気密性については問題があり、気密性が高い(C値が低い)方が良い家という風潮があるように感じます。
しかし、
気密性が高い=空気が循環しない
ということになるので、改善されたとはいえ『新建材』から放出される化学物質が滞留しやすくなる為、シックハウス症候群のリスクが高まる可能性があります。
対策として、第一種換気*を行うことで空気の滞留をある程度防ぐことができます。
*第一種換気・・・ファンを使って外からの空気を入れ、ファンを使って中の空気を外に排気
お金のかかる家づくりですが、費用だけに捉われず、大事なポイントしっかり押さえた上で計画を進めてください。
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経営企画 阿部 誠史
YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。
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