冬の季節で怖いのがヒートショック。
実は2023年で見ると、ヒートショックでの死亡者数は16,050人に対して、交通事故の死亡者数2,678人と比較すると6倍に達しています。
ヒートショックの原因は、急激な温度変化の影響で血圧が大きく変動し、その結果として血管の病気が起きたり失神したりする状態のことです。
特に発生しやすいのがお風呂場で、寒い廊下や脱衣所で身体が冷えた状態になり、そのままお風呂に浸かると眩暈・失神になり、倒れる・溺れるというのが多い事故です。
原因に『寒さ』があるので、寒い地方で起きやすいと思われがちですが、意外に北海道、青森、新潟では発症率が低くなっています。
その要因は家自体の断熱性能と温かさにあります。
北海道では昔から寒さ対策は死活問題であったので、高断熱は当たり前で、床暖房を備えるなど冬でも半袖で過ごせる家が増えています。
慶応義塾大学が全国2,000戸以上を対象にリビングの室温を調べた結果、北海道では平均約20℃に対して、その他の都府県では18℃を下回る結果が報告されています。
低体温症などの健康被害を防ぐため、WHO(世界保健機関)は、室内の温度を18℃以上にすることを強く勧告していますが、慶応義塾大学の調査ではそれよりも低い結果となっています。
ちなみに大分県はリビングの室温は約15℃と報告されており、全国で比較してもヒートショックが発生しやすい環境だと言えます。
引用:家が寒くて危険?「冬の室温&死亡増加率」全国マップ – クローズアップ現代 – NHK
ヒートショック対策として最も有効な方法の一つが全館空調です。
全館空調はメーカーによって手法が異なりますが、私たちの家づくりで採用頂いている「パッシブエアコン」は床下から暖かい空気を循環させることで、ムラなく各部屋が温まります。
排気口を脱衣所にも設置するので、家の中で急激な温度変化になる場所はなくなるので、安心・快適に暮らすことができます。
健康寿命を延ばすのに、家の温度は重要な要素の一つになりますので、新築・リノベーションをご検討の方は全館空調を是非ご一考下さい。
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経営企画 阿部 誠史
YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。
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