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家づくりのこと

雨の日も快適!インナーガレージのある住まい!!

お住まいの駐車場と言えば、露天の雨ざらしかもしくはアルミ製のカーポートを設置するというのが一般的です。その場合、どうしてもお家の中に入る前に一旦屋根の無い屋外を通ってから玄関に向かわなければいけません。そんな雨降りの時に便利なのが、建物と一体になったインナーガレージです。小さなお子様を連れての車からの乗り降り、荷物の搬入などを雨に濡れることを気にすることなく進めることができます。また、駐車場としてだけではなく、趣味室や室内作業スペースなど他の用途にも利用することが可能です。今日はインナーガレージのある住まいについてお話したいと思います。

①インナーガレージはこんな方におススメ☆

・小さなお子様がいるご家族におススメ

雨天時に、小さなお子様と車の乗り降りさせる際にびしょ濡れになりながら作業をされた経験がある方も多いかと思います。インナーガレージの場合は車から玄関まで雨に濡れることがないので、このようなストレスは無くなります。また、日常的な買い物した荷物の搬入の際にも非常に助かります。

・車を大切にされる方におススメ

露天の駐車場だとどしても車の塗装が痛んでしまいます。一般的なカーポートでも雨やある程度の紫外線は防ぐことができます。ただ、防犯対策や台風などの強風対策には限界があります。インナーガレージの場合はご希望に応じて、完全に屋内としてしまい、シャッターを設けることも出来るため、お車を大切にされる方にはおススメです。

・アウトドアが趣味の方におススメ

インナーガレージの良いところとして、キッチンから直接出入りできる入口を設けたり、物置を併設したり、プランニング次第では車を置くためのスペースとして以外にも多様に活用できる点が上げられます。キャンプ用品などのメンテナンスや家庭菜園で収穫した野菜の処理など、屋根付き屋外作業場として活用することが可能です。

・外物置が欲しい方におススメ

冬用のスタッドレスタイヤやBBQ用品、自転車、キャンプ用品など日頃の生活の中で屋外で使用するものはたくさんあります。新しいお住まいを建てられた後、これらのものを収納しておく場所に困って別途イナバ物置を購入されるという方も少なくありません。そんな方にはインナーガレージの一角に外物置を設置するのがおススメです。広さや棚板の設置など、用途に合わせて自由に作ることができ、強度的にもこちらの方が強くなります。

②インナーガレージの注意点

・建物コストの増加

建物の建設面積が大きくなってしまうため、建設コストは高くなります。壁で囲むのか、屋根だけがあれば良いのか、納戸を併設するのかにより必要なコストは異なります。ただ、別途アルミのカーポートを設置しなくて良くなるので、その分の外構工事のコストは安くなります。

・設置スペースの確保

通常の屋根なし駐車スペースと比較して、建物との位置関係、柱や壁を設ける位置に制約があるため、土地の広さ形状によっては設けることが難しい場合もあります。事前に予算や敷地形状を確認した上で、しっかりとプランニングすることが必要です。

・耐震等級の認定を受ける際には注意が必要

構造計算をする際にインナガレージも建物の一部として計算しなければなりません。その場合に壁の無い柱のみの仕様だと耐力壁が確保できず、構造計算の上での評価が下がってしまう場合があります。長期優良住宅や性能評価で耐震等級3を獲得したい場合には注意が必要です。

③インナーガレージのあるお住まいの実例

・シンプルに屋根だけを設けたインナーガレージ

こちらは屋外物置や扉は設けず、シンプルに車2台分のための屋根と建物と一体的に設けたインナーガレージです。雨天時に濡れずに車から玄関へ行くことができます。

・敷地に合わせてコンパクトに!ファミリーカー1台分のみのインナーガレージ

上記と同様にシンプルに屋根だけを設けたインナガーレージです。敷地がコンパクトだったこともあり、ファミリーカー1台分のためだけのシンプルな形状のものにしております。

・趣味室としても使える!シャッター付インナーガレージ

こちらは完全に屋内空間として使用できるようにしたインナーガレージです。玄関脇の扉から直接出入りもでき、車の出し入れも電動シャッターから行えます。駐車スペースとしてだけでなく、趣味室としても使用が可能です。

・大型の物置を併設したインナーガレージ

こちらは食料の備蓄倉庫を併設したインナーガレージです。ガレージとしてはもちろんですが、収穫した野菜の下処理を行うためのスペースとしても活用できます。

・大人の隠れ家、お住まいと別棟で作ったインナーガレージ

こちらは少し特別なインナーガレージです。駐車場としての機能はもちろんですが、それ以上にご主人の趣味室を兼ねた「大人の隠れ家」を意識して、お住まいとはあえて別棟で作られたインナーガレージです。外壁はお住まいと同じ素材を使用し、統一感を持たせたデザインとしておりますが、屋内の仕上げはあえて行わず、ご主人がDIYしながら作り上げていくというコンセプトで作りました。

④まとめ

インナーガレージを設けることで、雨天時のストレスをかなり軽減してくれます。また、更に作り方次第では外物置を併設したり、趣味のための空間として利用でき、暮らしをより豊かにしてくれます。しかしながら、お住まい全体の間取りや敷地形状も考慮し、しかっかりとしたプランニングが必要になります。インナーガレージの採用される場合はコスト面も踏まえて、事前に設計担当の方に相談されると良いでしょう。

これからお住まいづくりをお考えの方は是非ご一考ください。

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設計 幸 康史

YUKi-NOiEの設計を担当しています。お客様のご希望はもちろん、建物の建つ敷地の特性を活かした住まいづくりを心がけております。

趣味はマラソン、自己ベストは2時間52分42秒です。

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