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家づくりのこと

方位と間取りから建物の配置を考える

建物をどう敷地内に配置するかを考える際に、一般的に多いのは敷地境界線に対して並行に建てるのが一般的です。その方が外構計画も考えやすくなります。しかし、快適なお住まいを作るためには「方位」というのも非常に重要です。吹抜けを通してお住まい全体に光を届ける。そして通風。これらをうまく取り込めるようにプランニングをしなければなりません。

こちらのお住まいでは採光と通風を取り込むため、隣家が無く、比較的開けている真南に対して建物を向けています。そして、敷地内にできる余白スペースに関しては「ダイニングから眺める鑑賞庭」、「和室から眺める坪庭」、「子ども達が遊ぶための庭」、「外物置や室外機を置くスペース」とする計画としています。

それ以外にもこのような事例もあります。こちらは建物のプランよりも先に外構計画から建物のレイアウトが決まり、それから建物のプランニングを行ったものです。

 

2方向の道路に面した敷地で、一般的な駐車スペースを設けるのではなく、敷地内に駐車スペースを兼ねた「道」を作り、その周りを植栽で囲むことで観賞用の庭としました。建物自体はその「道」に対して並行に配置し、ここに面してワークコーナーを設けることで、庭を眺めながら過ごす空間を作りました。また、反対側のリビングに面したところには子ども達が遊べる広い庭を設けております。

そしてこの2つの庭を玄関を兼ねた「通り土間」で繋いでいます。

このように建物の配置を考える際には必ずしも敷地境界線に対して並行レイアウトすることが正解とは限りません。

これからお住まいづくりを考える際には是非、ご一考ください。

※今回、ご紹介させていただいた2つの事例についてはご成約にも、実現にも至らなかったものをです。

設計 幸 康史

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