日曜日、現在建設中のお住まいの構造見学会を行いました。
建ててしまってからは見ることができない壁の中など、建設中の実際の現場をご見学いただくイベントです。
平屋のお住まいで、室内は壁も床も、まだフローリングや壁紙などを張る前の、下地と呼ばれるところまで進んでいる状態。建物の外周部には、断熱材が見えています。完成後は壁の中に入る柱や梁(一部は完成後も見えます)も。
今回の構造見学会では、家のつくりがどうなっているのかはもちろん、こだわりの素材についてもっと詳しく知って頂こうということで、各メーカーさんにも来ていただきました。
↑津江杉コーナー。乾燥方法による木材の違いを、匂い見本や現物で確かめることができます。
↑セルロースファイバー断熱材施工実演中(デコスドライ工法)
新聞紙が原料のセルロースファイバー断熱材。吸音効果や、仮に火がついても、燃え広がらないことをご体感頂きました。缶箱に断熱材(グレーの綿のようなもの)を詰めたものをガスバーナーであぶる実験や、防犯ブザーの音をどれくらい吸収するか、という実験。
他に、薬剤ではなくホウ酸を使用した防腐・防蟻処理のことや、シラスの塗り壁についても、実験や現場体験により、分かりやすく説明頂きました。
いつも思うのですが、私たちも、改めて勉強になる見学会です。
現場をみて頂くと、柱や梁があり、壁の中には間柱という壁材を止める柱や構造筋交い、電気の配線、床の下地、天井の下地、実に様々な材料・部位で在来木造住宅ができていることが分かります。また、室内はまだまだだけど、外部は窓が入り、壁も仕上げにかかっている…など、家が出来ていく過程や順番も、なんとなく分かってもらえるのではないでしょうか。
ここにキッチンが来るのねー、ここが子供部屋で、寝室で…と、仕上がりを想像するのも楽しいです。最近、事務作業で会社に詰めていることが多い私は、個人的にワクワクする見学会です。
大きな開口が特徴の平屋。視線の抜けや風の通りも気持ちよくなりそうで、完成がとても楽しみです。
今回来られなかった方も、ぜひ次回おこし下さいませ。
広報 幸 裕子