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家づくりのこと

病気になる家

シックハウス症候群をご存じですか?

シックハウス症候群は建材、家具、日用品などから発せられる化学物質やカビ、ダニ、ハウスダストなどが室内に充満し、それを吸い込んだり肌に触れたりすることでさまざまな症状を引き起こす病気のことです。
この症例は1980年代から確認されており、その原因の一つが化学物質と判明し、2003年に建築基準法が改正され、建築材料に規制が掛かるようになりました。

建築材料の中で問題になったのがホルムアルデヒドの飛散です。
ホルムアルデヒドは微生物の増殖を抑え、製品の変質を防ぐために使用される化学物質です。
接着剤・塗料・防腐剤には品質を保つためにホルムアルデヒド加えられています。
戦前まではありませんでしたが、高度経済成長期に大量生産が主流となったときに、より安価で生産性を求めていく中で、ホルムアルデヒドが使われるようになり、バブル期の建築ラッシュも合わさって、シックハウス症候群が社会問題となりました。

法改正により症例は沈静化したものの、ホルムアルデヒドがゼロの住宅は殆どありません。
現在でも接着剤・塗料・防腐剤にはホルムアルデヒドが使用されていますが、ホルムアルデヒドの飛散量をFスター等級で区分し、より飛散量の少ない
F☆☆☆☆(エフフォースター)を採用している建設会社の住宅は、F☆☆☆以下を使用している住宅よりも安心だと言えます。

JIS・JAS表示 放散量 放散速度基準
F☆☆☆☆ 0.3mg/L 0.005mg/㎡h以下
F☆☆☆ 0.5mg/L 0.02mg/㎡h以下
F☆☆ 1.5mg/L 0.12mg/㎡h以下

F☆

5.0mg/L 0.12mg/㎡h以上

ちなみにホルムアルデヒドの使用量が少なくなるほど、高価になってくるので、見た目だけ綺麗なローコスト住宅などは注意をした方が良いかもしれません。

建築材料の中でも接着剤の使用量が多いものの一つが集成材です。
集成材はある程度の厚さの木材を重ねて接着剤で付けたものを言います。一枚板の木材と比較して、安価で、加工も容易であり、さらにある程度の強度もあるので、建築材料として多くの部分に使用されています。

この建築材料にも当然F☆☆☆☆の接着剤を使用されていることが望ましいですが、弊社で採用している集成材は「ホルムアルデヒド」が入っていない接着剤を使用しています。

集成材

健康で快適な家を望まれる方は、『自然素材の家』というワードだけでなく、このような細かい所もチェックすると、より良いモノを使った家に住めると思います。

ちなみに建築材料よりも最近では激安家具や海外製家具の方がホルムアルデヒドの放出量が多いことがあります。
理由は単純で、家具には住宅のような規制が無いので、ホルムアルデヒドが大量に含まれている安価な接着剤を使用してもOKになっています。
気にされる方はF☆☆☆☆の接着剤を使っているかを購入時に確認したり、メーカーに問い合わせた方が良いので、合わせてご参考ください。

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経営企画 阿部 誠史

YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間41分54秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。

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