古くから日本の住宅には
深い軒と庇が当たり前のように設計、施工されていました。

しかし近年では軒は短くなり、場合によっては軒のないキューブ型住宅も多く見られます。
デザイン性は好みが分かれるので、なんとも言えませんが、そもそもの軒や庇の役割はなんだったのでしょうか。
四季があり、雨が多い日本の住まいでは
夏は日を遮り
冬は日を取り入れる。
また、雨をしのぐ。
という役割があります。
そこには上記のような機能的なものと、深い軒から庭を眺めたり、内と外を繋ぐ中間領域という情緒的な背景も感じられます。
一見、無駄のようですが、その無駄が余白となり、そこに豊かさがあるんだと思います。
昔の建物からも見られるように、日本人の美意識というものが大切に伝わってきていましたが、
現代社会では、合理的なものが追い求められてしまい、手の掛からないものが評価されることも多くあります。
それこそ、箱を繋ぎ合わせるだけの家もあり、そういったお住まいでは工業製品なので個体差も少なく、均整の取れた商品ではあります。
それでも、やはり手間暇を惜しまず大切にしていくことに、もっと大事な何かがあると思いますので、デザインや価格だけに捉われない選び方をしてみてはいかがでしょうか。
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経営企画 阿部 誠史
YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間41分54秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。
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