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家づくりのこと

変化を楽しむ!無垢材の良さ

「諸行無常」という言葉をご存じですか?

多くの方が学生時代の国語で平家物語~祇園精舎~の冒頭にて、この言葉を耳にしたのではないでしょうか。
諸行無常とは、全てのモノや現象は常に変化しており、いつまでも変化しないものや永久に無くならないものはない、という意味です。

ここで大事なことの一つとして、変化をどう捉えるかということです。
変化には「進化」「成熟」のようなプラスもあれば、「悪化」「劣化」のようにマイナスとして捉えるものがあります。

この変化を『家』視点に立つと、どのように見えるでしょうか。

瓦屋根で考えると、新築の時は当然新しい瓦を張るので見た目も綺麗ですが、雨風に晒されて劣化が進み、セメント瓦なら30~40年で交換が必要になってきます。
これが雨樋なら、一般的に多く採用される塩化ビニール樹脂の場合、経年劣化で15~30年で交換工事を行わなければなりません。

次に内装で考えてみましょう。
床材がクッションフロアやフロアタイルの場合、木目や石目などの豊富なデザインバリエーションの中から自由に組み合わせることができ、丈夫でキズに強い素材です。
しかし、窓際えは日焼けをしたり、物の落下による傷やへこみ、家具のすべり止めに使われるゴム製品による変色(黄色や茶色に変色する場合があり、これらをゴム汚染と呼びます)などがあります。
またキッチンや脱衣所などは必然的に湿気が多くなりがちで、長年利用していると少しずつ接着剤が剥がれ、特に隅の方やつなぎ目は反ったり剥がれやすくなるなど、経年劣化により10~15年で張替えが必要になります。

無垢フローリング

これが無垢のフローリングだと趣が異なります。
日焼けは、塩化ビニール素材のクッションフロアなら酸化が進み劣化しますが、無垢材は色合いは変化しても素材自体が極端に劣化することは少ないです。
傷・へこみ・汚れがある場合も、紙やすりで削ることで簡単に補修でき、蜜蝋ワックスなどでメンテナンスすればキッチンや脱衣所などもシミになりづらくなります。
クッションフロアなどと比べると経年劣化が少ないので、30年以上を安心して使えます。

無垢材はメンテナンスの視点から経済的ではありますが、それ以上に色合いや肌触りなど変わっていく良さを感じて頂けるのではないでしょうか。

家づくりの際は、無垢のフローリングをぜひ検討してみてください。

 

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経営企画 阿部 誠史

YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。

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