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家づくりのこと

柾目と板目で雰囲気が変わる

丸太から板や柱などの形に製材する際に、どの方向から切り出すかを決める工程を木取りといいます。

この木取りによって、木材の見た目、性質、強度、反りや割れのリスクなどが大きく変わり、主に「柾目(まさめ)」と「板目(いため)」の2種類があります。

板目柾目

柾目とは、丸太を年輪に対して垂直に切断した際に現れる木目のことを指します。
バームクーヘンを切り分けていくイメージです。切った断面は、木目の線が縦に整然と並びます。

板目は、丸太を上から見て端から平行に切り出した木目で、山型の模様になっています。年輪に接する方向に切り出すという表現もされます。柾目と違い、同じ丸太から切り出された板同士でも、それぞれの表情の違いが大きい点も特徴です。


一般的に、階段や机などは柾目を採用することが多いです。
柾目の特徴として、反りや割れが生じにくい点です。
木材の変形が少なく、湿度変化に強く、経年変化による劣化も少ないため、長期的な使用にも適しています。
但し、柾目は丸太の中心を通って切断されるため、1本の丸太から取れる量が少なく、板目よりも高価です。

板目
一方で、フローリングは板目がほとんどです。
板目の特徴として、柾目よりも柔らかく、YUKi-NOiEで採用しているスギ材であれば、木材の中でもやわらかい分類に入るので、長時間立ち仕事をしていても腰への負担が他のフローリングと比較して楽です。
私たちも自社の見学会で数時間立つことがあり、その時はあまり意識しませんが、他社の見学などでフローリングに合板を採用している物件で1~2時間過ごすと腰への負担を感じるので、体感としてもスギ材は身体への負荷が少ないのだと思います。

造作キッチン
最近では造作キッチンの収納部も板目を採用することが増えました。
以前は柾目も多く採用していましたが、板目の方が木そのものの良さが出るように感じられます。

 

家づくりの際に、ここは『柾目で』、そっちは『板目で』という形で注文される方は少ないですが、
見学の際にこういった知識を持って内装を観ると、新しい発見があるかもしれませんので、良ければご参考ください。

 

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経営企画 阿部 誠史

YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間41分54秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。

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