睡眠は身体はもちろん、メンタルバランスを整えるにも重要な役割となっているのはご周知のとおりです。
その睡眠の質を高めるのに、多くの企業が快眠グッズを展開しています。
しかし、睡眠の質に大きく影響するモノとして寝室環境も忘れてはいけません。
当然、近隣に幹線道路や線路などの騒音で睡眠の質は下がってしまいます。
その他にもエアコンが適温にならなかったり、古くて動作音がうるさいなどもあります。
快眠のための環境づくりについては、最近の睡眠研究で3つの大切な条件があることが分かってきました。
それは、
1.暗さ
2.静けさ
3.快適な室温
言われてみれば当然に感じますが、実際には毎日実践できている方は多くないのではないでしょうか。
まずは、すぐに出来ることから考えてみましょう。
はじめに「暗さ」
光は入眠を妨げて睡眠の途中でも覚醒してしまい睡眠に悪影響を及ぼします。
なので、睡眠のときにはできるだけ暗くしたほうがいいのです。が……
真っ暗だと不安になってしまう方もいますよね。
その時は、照明の明るさを最小限の明るさ(30ルクス程度)に抑えましょう。
次に「静けさ」
テレビなども含めて人の話し声には大きな覚醒作用があります。
子どもが眠ったからといって大きな声で話したりすると睡眠の質が下がりますのでご注意を。
最低基準として40デシベルを超えないようにしましょう。(人の話し声が50デシベル程度)
また静かすぎて落ち着かないという方は、小音でテレビや音楽はオフタイマーを利用しましょう。
最後に「快適な室温」
熱すぎたり寒すぎたり湿度が高すぎるのは睡眠の敵です。
日本ではエアコンを切って寝る人が多いようですが快眠という観点からすれば、間違いです。
風が直接体に当たるのは避けつつ快適な温度と室温を保つためにはエアコンを切らない選択も良いです。
これを家づくりの観点から考えると
・断熱性が低い
→外の気温・室温の影響を受ける
・防音性が低い
→外の音が聞こえる
をどのように対策しているかが大切になってきます。
これらをまとめて解決するのが、私たちも採用しているセルロースファイバーの断熱材です。
この断熱材の特徴として、
・高断熱
・調湿性
・吸音性
が挙げられます。
まず断熱性能は一般的に使われるグラスウール断熱材と熱伝導率では同程度の性能ですが、グラスウールは隙間が生まれやすく外気が入りやすいです。
一方のセルロースファイバーの充填式は、内壁側にシートを張り、外壁側の耐力面材との間にセルロースファイバーを隙間なく吹き込むことで高断熱を実現しています。
次に調湿性については、新聞紙が主原料となっているセルロースファイバーは夏場の高湿度では水分を吸収し、冬場の乾燥時期では溜めた水分を放出するので、一般的なグラスウールの家と比べると空気の質感が異なり、過ごしやすく感じると思います。
最後に吸音性について、セルロースファイバーは音を吸収する多孔性(多数の微細な穴)を持ち、騒音を抑える働きがあります。
また、壁の中に高い密度で充填される為、音の伝達の役割を果たす空気が少なくなるので、高い防音性能を発揮することが出来ます。
周りの騒音が気になって仕方がない、といった方には非常にお勧めな断熱材です。
ちなみにアメリカでは、飛行場近隣の住宅などにも採用されています。
睡眠の質を高めるには様々な手法がありますが、家づくりにも是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
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経営企画 阿部 誠史
YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。
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