loading

BLOG

家づくりのこと

最強の断熱材!!セルロースファイバー

デコスドライ工法

耐震性能と断熱性能が高いのは当たり前となってきている家づくりですが、最近はそれぞれ等級で示されることが多くなりました。

耐震性能であれば等級1~3
断熱性能であれば等級1~7

そこで、今回注目するのは断熱性能。
断熱は等級7が数値上は一番性能が高く、北海道や日本海側の寒冷地では家を選ばれる重要な基準になります。
しかし等級7を満たすには、外気に触れる面積を減らすことが一番効果的であるので、窓が小さい・少ない家になってしまい、外光が減って暗い部屋になりやすいです。
そもそも九州のような比較的温暖な地域(標高が高いところは除く)であれば、断熱性能7等級を取るよりも、等級5~6程度の性能でも住み心地が良く安心・落ち着ける家が良いのではないかと思います。

そして断熱性能等級の次にポイントとなるのが断熱材です。
断熱材は大きく分けて
『無機繊維系』
『木質繊維系』
『発泡プラスチック系』
の3種類があります。

今回はそれぞれの特徴とおススメについてご説明します。

■目 次

①化学繊維系

②自然素材系 

③発泡プラスチック系

④選ばれる理由「セルロースファイバー」

 

①科学繊維系

グラスウール
布団のような材質で、細かい繊維の中に空気を閉じ込めることで機能します。
鉱物などを原料にしており、取り扱いや施工が容易なことから、最も一般的に普及している断熱材です。
代表的なものとして
「グラスウール」
「ロックウール」
などがあります。
特にグラスウールは、木造住宅で使われる最も一般的な断熱材です。
ほかの断熱材と比べると熱伝導率は大きく優れているわけではありませんが、単純に厚みを持たせることで断熱性を高められるので、非常に扱いやすいのも特徴です。
また、原料がガラスであるため燃えにくく、シロアリなどの被害を受けにくい点もメリットです。
ただし、湿気に弱く、吸水すると断熱材が重くなってズレ落ちるデメリットもあるため、施工技術の高さで性能に差が出ます。

②自然素材系
セルロースファイバー
名前の通り木材などの自然素材が主な原料になっています。
代表的なものとしては「セルロースファイバー」があり、これは古紙や木繊維を再利用して作った断熱材です。
古紙から作られていても防火性能が高く、結露対策にも優れているため、湿度が多い部屋にも最適です。
またエコロジー資源で作られているうえ、シロアリをはじめとした害虫対策にも有効です。

③発泡プラスチック系

フェノールフォーム
プラスチック素材の中に、細かい泡が閉じ込められている断熱材です。
この泡の中に空気やガスを閉じ込めることで、熱を伝わりにくくしています。
代表的なものとして
「フェノールフォーム」
「ウレタンフォーム」
「ポリスチレンフォーム」
などがあります。
特に「フェノールフォーム」は、他の断熱材に比べて高い断熱性能を持っています。
万が一火が付いたとしても、有毒ガスをほとんど出さないので、防火性を重視したい方にはおすすめです。
また、断熱性が高いことに加え、耐水性に優れ、『無機繊維系』よりも劣化速度が遅いといった複数のメリットがあり、人気の高い断熱材です。
ただし、断熱材の中でもかなり高価な断熱材となります。

④選ばれる理由「セルロースファイバー」

この中で私たちが採用しているのが「セルロースファイバー」です。
理由として
『化学繊維系』の「グラスウール」「ロックウール」
『発泡プラスチック系』の「ポリスチレンフォーム」
よりも断熱性能が高いこともポイントの一つですが、その他にも

・地球や人に優しいエコロジー資源である
・湿気を吸うので快適な温度をキープできる
結露やカビを予防でき、家が腐ることを防ぐ
シロアリやゴキブリといった害虫予防ができる
・高い防火性能で火事に強い
・高い防音性能で静かな家になる

という特徴があります。
実際に住んでみて一番に実感できることは、湿度の違いです。
イメージの通り、「グラスウール」の素材であるガラス繊維や「発泡プラスチック」などは素材自体には水を吸収することはありません。
※グラスウール等の「化学繊維系」は繊維の隙間に湿気を溜めこんでしまい、結露やカビの原因になることがあります。
対して古紙や木繊維を素材として再利用した「セルロースファイバー」は梅雨の不快感や夏の蒸し暑さの時には断熱材が湿度を吸うことで、カビにくくなります。
そして冬は湿気を吐き出し、結露を予防します。
しかも弊社が採用している【デコスドライ工法】は安心の無結露20年保証が付いています。

それと、意外に思われるのは防火性能が高いことです。
これは原料にホウ酸や難燃剤を組み合わせて作るため、耐火性や防虫効果に優れています。

また充填断熱工法を採用しているので、
外張り断熱工法(発泡プラスチック系のようにボードを使用)と比べて外的環境の影響が少なく、
断熱性能が経年劣化しにくく安定していることも特徴です。
デコスドライ工法
断熱等級7の住宅の方が等級6よりも良いということではなく、それぞれの住環境や生活スタイル、趣味嗜好に合わせて断熱材も選んでみてください。

 

 

-----------------------------

経営企画 阿部 誠史

YUKi-NOiEの経営企画、経理を担当しています。お客様に寄り添い、つながりを大切にしたお付き合いを心がけております。

趣味はマラソン、自己ベストは2時間47分58秒です。ロードバイク、トライアスロンに向けて挑戦中。

-----------------------------

YUKi-NOiE 施工事例はこちら
      イベント情報はこちら
      モデルハウス見学はこちら
      インスタグラムはこちら
      YouTubeチャンネルはこちら
YUKiのリノベ インスタグラムはこちら ← ※リノベーションに特化したアカウント作成しました。

pagetop