学生時代に受けた講義の中で、建築家の方から言われたことがあります。『良い建築は天井が綺麗』これは天井に良い材料を使っているとか、天井に手の込んだ装飾が施されているという意味ではなく、天井に照明器具やセンサーなどが無い、もしくはきちんと整列して取付けられている状態のことを指します。
これは簡単なようで意外と難しいです。ベースとなる明かりを間接照明や壁面のブラケット照明で確保しなければならないため、建物本体の仕上げと照明計画が切り離せなくなります。障子の鴨居の上や造作家具の下などを活用して間接照明を設け、適切なところにペンダントライトなどを設け、作業用の明かりを確保します。
そして最も苦心するのはお客様にご提案する時です。天井に設ける照明を減らすとどうしても暗くならないか不安を持たれます。見学会会場で体感して頂いたり、過去の事例写真を見せながら根気強くご説明しなければなりません。ただ最近ではそんな努力のかいもあってか、お客様の方から「出来るだけ天井に照明器具を設けたくない」、「せっかくの木の天井を出来るだけ綺麗に見せたい」とのお声を頂けるようになりました。
今後も今期強く、「綺麗な天井」を作り続けていきたいと思います。
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設計 幸 康史
YUKi-NOiEの設計を担当しています。お客様のご希望はもちろん、建物の建つ敷地の特性を活かした住まいづくりを心がけております。
趣味はマラソン、自己ベストは2時間52分42秒です。
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