空き家問題の深刻化

2000年代に入ってから問題視されるようになってきた空き家問題。

皆さんのご実家はいかがでしょうか？

ご承知の通り、毎年空き家は増えていっており、平成30年度の時点で大分県内では約10万戸の空き家が確認され、全住宅の約17％が空き家となっています。

但し、これには賃貸アパートや売却予定等も含まれており、実質的な未使用の空き家としては、その半分の約49,000戸です。

未利用の空き家を放置することは、衛生や景観の悪化、防災性や防犯性の低下を引き起こすため、国や自治体、市町村で空き家の有効活用に繋がる様々な取組を行っています。

その中で市町村の取り組みとして行っているのが、空き家の解体支援です。

これは特に売れにくい地域に目立ちますが、空き家は所持しているだけで税金（特に土地の固定資産税）が発生します。

もちろん、すぐに買い手が見つかれば問題ないですが、放置しておいても勿体無いです。

空き家、土地が売れない地域では空き家を処分して、国に返すという手段もあります。

空き家の処分もタダではありませんが、市町村の補助が貰えます。

＜参考資料＞

大分県内市町村空き家対策事業一覧（空き家の解体支援事業）

その後、土地を国に返す（相続土地国庫帰属制度）ことが出来れば、お金がたくさん入ることはありませんが、節税にはなります。

詳しくは不動産会社や市町村の空き家相談をご覧下さい。

それ以外にも空き家バンクに登録するという手段もあります。

こちらも市町村で支援を行っているので、是非ご相談下さい。

空き家バンクについては、買い手側にもメリットがありますので、次回お話し致します。

実家が持ち家の方は特に、ご家族と相続についてしっかりお話しすることをお勧めします。

経営企画　阿部

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